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2019.10.14

まぶたの帯状疱疹

 

帯状疱疹は、子供の頃に水ぼうそうにかかった時に感染したヘルペスウイルスが体内に潜み、それが加齢や疲労などによって免疫力が低下した時に活性化して皮膚に湿疹が出現する病気です。

 

症状は、片方のまぶたの違和感やピリピリした痛みから始まり、水疱ができます。

その後、水疱が破れてただれます。

まぶたに帯状疱疹が起きると、すぐそばの目の表面に炎症が波及し、角膜炎を起こして視力が低下することがあります。

 

まぶたに沿って帯状の水疱が出現します。

 

水疱が破れると、くぼみのある発疹になります。

 

角膜炎が起こると、充血とかすみ、異物感がでます。

 

まぶたは脳に近いために炎症が脳にも波及しやすく、帯状疱疹が発症した後3ヶ月以内に、脳卒中を起こす危険性が高くなることも報告されています。

早めに抗ウイルス薬による治療を受けると、角膜混濁や神経痛などの後遺症を減らせるだけではなく、脳卒中などの合併症も減らせます。

早期発見・早期治療が重要ですが、市販薬では治せません。

上記の写真の様な、まぶたの発疹やただれを見つけたら、早めに眼科を受診しましょう。