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2017.03.12

失明原因No1の病気は?

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↑世界緑内障週間(2017年3月12日~18日)に合わせて、3月12日に高知城が緑色にライトアップされました。

緑内障の早期発見、早期治療のために検診を受けてほしいという思いが込められています。

 

 

視覚障害の認定患者が何の病気で「中途失明」したかを比較したところ、1990年の第1位は糖尿病網膜症、2位は緑内障でしたが、2005年には1位が緑内障、2位が糖尿病網膜症と逆転しました。

因みに申しますと、「失明」とは、必ずしも視力ゼロ、すなわち完全に光も感じられない状態ではありません。

ここでは、視覚障害1級(両眼の視力の和が0.01以下)のことを指していて、「社会生活が極めて困難な程度まで視力が低下した状態」のことです。

 

「中途失明」とは、15歳を過ぎてから病気やけがなどで失明することを指します。

幼い頃から目が見えない方は、見えないことを補うために様々な技術を身につけることができますが、中年以降に視覚障害者になった方は、日常生活の大きな変化に適応することが難しくなります。

 

働き盛りであっても仕事を続けることができなくなったり、自動車の運転ができなくなったりすると、それまでの生活を維持できなくなり、精神的にも大きな苦痛を伴います。

生涯、視力を保って、快適な日常生活を過ごすためには、「早期発見」、「早期治療」が肝心です。そのためには、定期的に検査を受けることが重要です。