散瞳検査とは目薬(散瞳薬)でひとみを大きくして行う眼底検査のことです。
瞳孔を大きくする目薬を入れて30分くらいすると、瞳が大きくなり眼球の内部の状態を調べることができます。
散瞳検査、瞳孔(ひとみ)を開く検査、眼底を詳しくみる検査など、いろんな呼び方がありますが、すべて同じ検査です。
散瞳検査の目的は、眼の奥(眼底)を隅々まで調べるためです。具体的には、視力が低下した方、虫が飛んで見えるような症状(飛蚊症)の方、糖尿病の方などに行います。
散瞳剤を点眼して瞳が大きくなると、光が眼内にたくさん入ってくるので、晴れた日に外出するとまぶしく感じます。また、ピントを合わせづらくなりますので近くの細かい文字が見えにくくなります。その状態が5時間くらい続きますが、時間が経てば回復します。
散瞳剤をいれたあと5時間くらいは見えにくくなりますので、お車を運転して帰ると事故につながる可能性があります。
散瞳検査の日は、誰かに乗せてきてもらうか、タクシーなどの交通手段を使うと良いでしょう。