家庭や社会生活で起こる問題が原因となることがあります。具体的には次のようなものがあります。
- 家庭生活での問題
両親の不仲・離婚、親の過干渉、兄弟喧嘩、兄弟の比較、勉強・習い事の強制、身近な人やペットの死など
- 社会生活での問題
友人関係(いじめ・不仲)、受験勉強、転校・引っ越しなどの生活環境の変化など
特殊なものとして、メガネへの憧れが原因になることもあります。この場合、度なし眼鏡を子供に選ばせて、買い与えるだけで視力が改善することがあります。
大人が理解しやすいような大きな出来事がなくても、ささいな事が原因となって視力低下が起こる場合もあります。
心因性視力障害は、原因がはっきりしないことの方が多いです。
目に見えない心理的ストレスと視力障害を関連付けるという、主観に基いて診断されるからです。
心因性視力障害が疑われても、他の病気の可能性を常に考慮して注意深く経過観察することが重要です。