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2016.12.18

高齢者講習と運転免許更新で慌てないために

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高齢者講習は、70歳以上の方が運転免許を更新する前に受講が義務づけられており、講習を受講しないと免許証の更新はできません。

内容は、座学・技術講習の他、視力検査を含む運転適性検査があります。

この講習は落とすための「試験」ではなく、運転免許更新に必要な講習を行い「講習終了証明書」を取得するためのものです。

視力検査は行いますが、あくまでも「講習」ですので、視力が足りなくても直ちに免許を取り上げられることはありません。

 

免許更新期限の6ヶ月前から講習を受けることができますので、できるだけ早く高齢者講習を受けて、「講習終了証明書」を手に入れておきましょう。

高齢者講習は予約制ですが混んでいる事が多く、のんびりしていると免許更新期限のギリギリに講習を受けることになるケースもあるからです。

 

運転免許を更新する時は、両眼で0.7の視力が必要です。さらに、片眼ずつ単独で0.3の視力が必要です。片眼の視力が0.2以下だと別室に連れて行かれて視野検査を受けさせられますが、良いほうの眼の視野が150度以上あればOKです。

 

免許更新前にだいたい見えるから大丈夫と思っていても、視力検査をしたら視力が落ちていたということがよくあります。

白内障などの病気で視力が落ちている場合は、手術をして見えるようになってから更新に行ってもらいます。

 

運転免許の更新前に白内障手術をすることについては、いくつかの注意点があります。

1つめは、期日が迫ってから受診しても、すぐに手術をすることができない場合や、手術後にメガネを調整したり、視力が安定するのに時間がかかることがあります。

2つめは、眼科を受診したら白内障以外に病気が見つかって、そちらの治療を優先することがあります。

 

免許の更新が出来なければ、日常生活において大変ご不便されると思います。

手術が必要であれば、可能な限り更新に間に合うように手術を予定しますが、免許更新のハガキが届いてから慌てて受診しても間に合わない場合があります。

ですので、運転免許更新の3か月位前には眼科で視力検査を受けるのが安心かと思います。

 

運転免許証の有効期限が過ぎると免許失効になりますが、必要な手続きをしておくと、6ヶ月以内であれば視力検査を受け直すだけで再交付が受けられます。

当然ですが、失効中に運転すると無免許運転になってしまいますので、ご注意下さい。