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乱視があると、目の中に入ってきた光が、2ヶ所以上で焦点が合ったり、どこにも焦点が合わなくなります。
そのため、2重に見えたり、かすんで見えたり、目が疲れたりします。

 

乱視の原因は、角膜と水晶体が歪むことです。

角膜の歪みが原因の乱視を「角膜乱視」、水晶体の歪みが原因の乱視を「水晶体乱視」といいます。
乱視はこれらを足し合わせたものですが、実際は角膜乱視が多くを占めています。

 

角膜の歪みの原因は様々です。
生まれつきの事もありますし、病気や怪我の後遺症の事もあります。

 

乱視のない角膜は360度すべての方向に均一なカーブを描いていて、虫眼鏡のように焦点を1点に合わせることができます。
実際の人間の角膜は、均一で綺麗なカーブを描いていないため、乱視は誰にでも少しはあるものです。

 

軽度の乱視であれば、矯正しなくても日常生活に支障が出ることはほとんどありません。

重度の乱視になると、見えにくいことで生活に支障がでるため、眼鏡やコンタクトレンズなどを使用して矯正する必要があります。

 

1方向にのみ角膜に歪みがある乱視を「正乱視」といい、眼鏡やソフトコンタクトレンズで矯正ができます。
一方、角膜の表面がデコボコに不規則に歪んでいる乱視を「不正乱視」といいます。こちらは、眼鏡やソフトコンタクトレンズでの矯正は難しく、ハードコンタクトレンズで矯正します。

重度の正乱視や不正乱視は、角膜表面とコンタクトレンズの間を水分で埋めることができるという点で、ハードコンタクトレンズが視力矯正に適しています。