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2016.07.17

紫外線による目の充血

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土佐市出身のかわぞえうどうさんの作品です。

 

春から夏にかけての紫外線が強い季節に長時間外出すると、目が紫外線による日焼けをしてしまいます。

紫外線によって目の表面に炎症をおこすと、白目は充血してゴロゴロし、ひどい場合は黒目に傷がついて強い痛みがでます。

紫外線による充血の特徴は、黒目の両側の白目は充血して赤くなりますが、黒目の上下側の白目は充血が軽いことです。これは、黒目の上下は瞼に覆われていて、紫外線によるダメージを受けないためです。

 

紫外線充血

 

 

黒目に傷がついたり痛みが強い場合は、ステロイドなどの抗炎症剤の目薬で対処しますが、充血だけなら症状は時間とともに改善していきますので、保存的に様子を見ることが多いです。

紫外線による充血の予防には、つばの広い帽子や大きめのサングラスによる紫外線対策が有効です。

紫外線は、直射だけでなく散乱や反射で浴びることも多いので、まぶしさを基準に紫外線対策を考えていると、思った以上に紫外線を浴びてしまいます。

特に、野球やテニスなど長時間の屋外スポーツをする子供さんは、つばの広い帽子を使うほか、なるべく目の周囲を覆うような形状の、紫外線カット機能のあるスポーツサングラスを使用した方がいいでしょう。