目薬による麻酔をした後、さらに白目の皮の下に麻酔を追加しますので、痛みはほとんどありません。

白内障手術は外科手術の中でも安全性の高い手術の一つです。

しかし、手術である以上は少ないながらも危険性もあります。最も恐ろしいのは術後眼内炎であり、頻度は0.05％程度と言われています。

当院では2mm程度の小さな切開で手術を行い、細心の感染予防対策をとっています。

手術眼に眼帯をしていただきますので、片眼では段差などが分かりにくく転倒の危険性が高くなります。

そのため、手術当日は、できるだけご家族のお付き添いをお願いします。

手術翌日の来院まで眼帯をしていただきますので、やはりご本人の運転による来院は控えていただき、ご家族の付き添いによる来院かタクシーなどのご利用をお勧めします。

白内障の手術をすることで、まず濁りが取れますので、確実に視界が明るくなります。

しかしどこまで視力がでるかは個人差が大きく、手術してみないとわからない部分があります。白内障以外に網膜や視神経、角膜などに他の病気がある場合は、視力改善が困難な場合があります。その場合は術前に医師より説明いたします。

白内障の手術は通常は一生に１度だけです。

初回手術がうまくいった目に、もう一度レンズを入れ直す手術が必要になることは、通常はありません。